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2013年5月22日 (水)

知られざる仲栄真グスク

沖縄のグスク。首里城をはじめとした代表的なものが世界遺産に登録され、連日多くの観光客が訪れています。しかしこうしたグスクはごく一部。グスクは総数300以上あると言われ、大半が樹木やブッシュに覆われた小規模で目立たない遺跡です。

しかし、こうした小型グスクのなかには結構オモシロイものがあります。南城市玉城の仲栄真(なかえま)グスク。南城市の玉城陸上競技場の敷地内にあり、比較的カンタンに見学することができます。

ここは尚泰久王の子、八幡加那志ゆかりのグスクとも言われていて、近くには百度踏揚(ももとふみあがり)の墓など第一尚氏王族の墓が点在しています。

とくに興味深いのは美しい布積みの石垣が現存していることです。この積み方は縦に目地(めじ)が通った積み方(レンガ積みのように上下の石をズラさず、縦一直線に積み上げていく)で、比較的古い時代のものと考えられます。

残念ながら、グスクを示す案内板はない状態なので自分で探すしかありませんが、駐車場からもすぐ確認できるので、ぜひ訪れてみてください。

※場所は【こちら】です。

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コメント

字中山(旧仲榮眞)ではなく富里にあるのですね。

投稿: まさじ | 2017年1月 6日 (金) 19:03

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