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2013年5月26日 (日)

グスク布積みのタイプ

前回、仲栄真グスクについて紹介しましたが、そのなかで石積みの「目地の通る(通らない)積み方」という表現をしました。どういうことなのか、実際の写真を見ながら解説します。

まず、布積みで縦に「目地の通る積み方」。

Photo

仲栄真グスクや糸数グスクがこれに当たります。

そして「目地の通らない積み方」。

Photo_2

石を一段積むごとにズラしていく、レンガのような積み方です。こちらのほうが崩れにくく強度があります。中城グスクや勝連グスク、首里城などに見られます。こちらは比較的新しい時代のもののようです。

これより後の時代になると、「相方積み」という、多角形の石を噛み合わせて積む方法が登場しますが、これは布積みよりもさらに強度があり、王国時代を通じて用いられていきます。これが沖縄の石積み文化の完成形といえるのではないでしょうか。

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2013年5月22日 (水)

知られざる仲栄真グスク

沖縄のグスク。首里城をはじめとした代表的なものが世界遺産に登録され、連日多くの観光客が訪れています。しかしこうしたグスクはごく一部。グスクは総数300以上あると言われ、大半が樹木やブッシュに覆われた小規模で目立たない遺跡です。

しかし、こうした小型グスクのなかには結構オモシロイものがあります。南城市玉城の仲栄真(なかえま)グスク。南城市の玉城陸上競技場の敷地内にあり、比較的カンタンに見学することができます。

ここは尚泰久王の子、八幡加那志ゆかりのグスクとも言われていて、近くには百度踏揚(ももとふみあがり)の墓など第一尚氏王族の墓が点在しています。

とくに興味深いのは美しい布積みの石垣が現存していることです。この積み方は縦に目地(めじ)が通った積み方(レンガ積みのように上下の石をズラさず、縦一直線に積み上げていく)で、比較的古い時代のものと考えられます。

残念ながら、グスクを示す案内板はない状態なので自分で探すしかありませんが、駐車場からもすぐ確認できるので、ぜひ訪れてみてください。

※場所は【こちら】です。

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