伊平屋島の歴史ツアー!
沖縄本島の北に位置する伊平屋島で、ワタクシ上里による監修のツアー開催です!
なななんと!ガイドは島のちびっこたち!そして現代版組踊「屋蔵大主物語」の観賞も!
「貸し切りバスで行く!伊平屋島ツアー 琉球王朝のルーツが残る「てるしの」の島 尚巴志王ゆかりの地を訪ねる」
開催日は2月17・24日、3月2日の出発(3泊4日)。東京・大阪・名古屋・金沢、そして沖縄県内(1泊2日、2月18・25日、3月3日出発)から参加可能です!
お問合わせ・お申込みは
(株)ジャンボツアーズ TEL:050-5530-2828
【営業時間】月~金 10:00~18:30、土 10:00~15:30 (日祝休み)
E-mail: r01@jumbotours.co.jp
詳しくは【こちら】をごらんください。
屋蔵大主(やぐらうふぬし。やぐらうふしゅとも言う)とは琉球を統一した尚巴志のひいおじいさんに当たる人物。伊平屋島のヒーローです。
今回の舞台のマスコットキャラクター・屋蔵大主は「カリスマ琉球歴女」の和々さんによるイラスト!
伊平屋島には日本の古代神話に登場する「天の岩戸」ではとの説もある「クマヤ洞窟」や、古い集落に残る神殿「神アシャギ」などがあり、見どころたくさんです。ちびっこたちのかわいいガイドも見ものですよ!ぜひぜひご参加ください!
なお、宿も船も自分で手配するという方は、参加費1000円でツアー&舞台を観賞できます。個人的に行かれたい方はそちらの参加も歓迎です。
お問い合わせは、一般社団法人タオファクトリー TEL:098-983-0144
くわしくは【こちら】を参照してください。
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コメント
伊平屋島、イイですね〜。
僕のルーツは、隣りの伊是名島なんですけどね、行ってみたい島の一つです。
伊平屋島には興味深い神歌がたくさんありますけど、「テルコ・ナルコ」など、奄美大島や徳之島との関係性は面白ろそうですよ。
投稿: 琉球松 | 2012年2月22日 (水) 11:27
>琉球松さん
そういえば伊是名島にゆかりがあるんでしたね。
王国時代は伊平屋島+伊是名島で「伊平屋」という行政区でしたから、歴史的に二つの島は不可分の存在ですね。両島からそれぞれの島を眺めると、それを実感します。
伊平屋の神歌には阿麻和利を謡ったものもありましたね。伊平屋は奄美と近いですから、そのあたりに注目すると何か発見があるかもしれません。
投稿: とらひこ | 2012年2月22日 (水) 21:37
上里さん、どうもどうも。
ここで伊平屋島の神歌を一つ、『やんばるの祭りと神歌/名護市教育委員会 1997 』からご紹介。
以下は、ウンジャミの際に謡われるティルクグチで、奄美との関係が見えますね。("かにぬしま" は徳之島の美称かも?)。
***しまぬうやぬ うめーうてぃ(シマの親の御前に居て)
くにぬうやぬ うめーうてぃ(クニの親の御前に居て)
ゆかりぐとぅ しゃりらい(良き言を述べよう)
かふなぐてう しゃりらい(祝言を述べよう)
*略*
てぃるくみが はぢみ(テルクミの初めは)
なるくみが のだてぃ(ナルクミの祈り立ては)
ちちゃからど はぢみ(喜界島からが初め)
ちちゃからど のだて(喜界島からが祈り立て)
ちちゃぬしま ゆより(喜界島に寄り降り)
なにぬしま ちちょろち(鉄の島につき降りて)
だなぬふぁが かけじま(田名の子の掛けシマでは)
だなぬふぁが ええじま(田名の子の親シマでは)
しむしざき ふさてぃ(澄まし酒を欲しがって)
しるまみぢ ふさてぃ(白真酒を欲しがって)
とぅくぬ ゆぬぬしが(徳之島の世の主が)
とぅくぬ わかざらが(徳之島の若按司が)
*略***
投稿: 琉球松 | 2012年2月23日 (木) 14:20
訂正
"なにぬしま ちちょろち(鉄の島につき降りて)" の「なにぬしま」は「かにぬしま」の誤記でした。
投稿: 琉球松 | 2012年2月23日 (木) 14:25
>琉球松さん
ご教示ありがとうございます。
伊平屋と奄美の交流圏がうかがえる内容ですね。当時は今の県境も関係ないですし、沖縄本島の北部と奄美にかけての地域との地域をひとつとして、歴史をみていかないといけないかもしれません。
投稿: とらひこ | 2012年2月23日 (木) 18:27