« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月28日 (火)

しばらく休みます

突然ですが、M-1グランプリ2010で沖縄出身のスリムクラブ準優勝、おめでとうございます。

実は真栄田さんは高校の1個上の先輩なんです。直接の知り合いではありませんが、知人が親しくしていたので何度かお目にかかったことはあります。真栄田さんはラグビー部であのガタイの良さも高校時代とまったく変わらず、あのハスキーボイスも高校の頃のままです(笑)当時からキャラクターが強かったというか、非常に目立っていた記憶があります。残念ながら今回は優勝は逃しましたが、「試合に負けて、勝負に勝った」というか、全国の視聴者に鮮烈な印象を残した真の勝者はスリムクラブだったと僕は思います。これからもぜひ活躍してほしいです。

というわけで(?)恒例の冬休みということで、しばらくお休みをいただきます。その間、ぜひ下の応援クリックを押していただけばと思います(緑のボタンを1日1クリック)。よろしくお願いしますm(_ _)m

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

それと新春にはテレビ出演もします。2011年1月3日13時からRBC(琉球放送)にて「新春クイズバラエティー オキペディア」に解説者として出演します。「ウチナーンチュは沖縄を知らない・・?そんなウチアタイを解消すべく、クイズを通して沖縄を学び、百科事典《オキペディア》を作っていく」というクイズ番組です。共演者はキャン×キャン、ゆうりきや~,パッション屋良、平仲明信、山城智二ほかです。もし興味がありましたらぜひご覧くださいね。

それではみなさん、よいお年を。

| | コメント (7)

2010年12月25日 (土)

今帰仁で歴史ツアー!

Img_1980420

世界遺産・今帰仁グスクで限定3日間のスペシャル講座+ツアーの開催です!

◆桜の季節にガイドとめぐる今帰仁の史跡

目からウロコ!の歴史家・上里隆史の事前講座付き。さらに上里もいずれかのコースに同行します。

特典付:参加者の中から抽選でオリジナル琉球Tシャツをプレゼント!

催行期日:2011年1月26日(水)、2月2日(水)、2月3日(木)
時間:14:00~14:30 歴史講座(講師:上里隆史)
14:30~16:30 史跡見学会(現地ガイドが案内)・・・3コースから選べます。
*当日は上里もいずれかのコースに同行します。
参加費:一人1,000円
集合場所今帰仁村グスク交流センター(入場チケットを販売している場所です) 

史跡見学コース紹介(全3コース) *各コースとも定員20人            

【Aコース ハンタ道と周辺遺跡】
世界遺産に登録された今帰仁城跡を中心に、城外に広がる集落遺跡や祭祀施設を訪ねるトレッキングツアー

【Bコース 今泊集落の散策】
今帰仁グスクへの登城道のハンタ道から、今帰仁グスクと関係の深い今泊の伝統的な集落を訪ねるツアー

【Cコース 運天集落と古墳】
琉球の歴史と深い関わりをもつ運天港とその集落、そして周辺にある歴史的な古墳をめぐるツアー
*このコースのみ、講座終了後の史跡見学地までは各自移動になります。

申込・問い合わせ先

TEL:098-056-4406 今帰仁グスクを学ぶ会
メール:manabukai@nakijingusuku.com

今帰仁グスクは周辺に遺跡が残っていて、とても面白い場所です。しかも、参加費が何と1000円!これはお得です。みなさまぜひご参加ください!

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

| | コメント (2)

2010年12月23日 (木)

コメント投稿のガイドライン

これまでたまにコメント欄が荒れる場合がありましたが、このところ立て続けに問題が発生しましたので、そろそろこのブログでも「コメント投稿のガイドライン」を設定する必要があるように感じました。

大半は常識・マナーをわきまえたコメントをされる方々なので、僕も本来はこうした「縛り」を設けたくはないのですが、本ブログも5年前に開始した当初から予想を超えて大きくなってしまい、たくさんの方々が訪れるようになったので、当然なかには困った方もいらっしゃいます。

そこで他のブログも参考にして今回、ガイドラインを決めさせていただきました。

基本的にコメントは掲載するようにつとめますが、以下のガイドラインに抵触された方は、ブログ主である僕の独断で掲載の可否を判断します。このブログは公的機関ではなく、個人的に運営している私的ブログです。コメントへの回答についても僕の判断で決めますので、どうかその旨ご了承ください。

【1】相手が書いていることを読まないなど、意思の疎通をはかる態度の無いコメント(一方的な書き捨てコメントなど)。

【2】相手への礼儀を知らない、傲慢・独善的で「上から目線」なコメント(この場合、文字上の丁寧さを装う「慇懃無礼」なコメントも例外ではありません)。

【3】エントリと関係の無い長文コメント(投稿者同士の論争もご遠慮ください)。

【4】エントリと関係があっても、過度な連投コメント(いわゆる粘着コメント。例えば前例では1晩で38回ものコメント投稿など)

【5】悪意・敵意に満ち、嫌がらせを目的とした誹謗・中傷のコメント。

内容は特段珍しい項目はなく、他のブログも設定しているごく常識的な範囲です。まあ通常のマナーをわきまえたコメントでしたら規制するということはありませんので、これまで通りコメントしてください。

では今後ともこのブログをよろしくお願いします。

| | コメント (0)

2010年12月18日 (土)

夏休みと親子

冬休みや夏休みは子供にとって待ち遠しいものですが、一方で親御さんにとってはいろいろ頭を悩ます季節でもあります。およそ100年前、大正時代の沖縄の新聞「琉球新報」には、夏休みに関して親御さんにたちに注意をうながす記事が掲載されています。

◆夏季休暇(なつやすみ)における子女と家庭
~家庭教育をおろそかにせる父兄たち~

▲各小学校の夏季休暇もいよいよ近づいた。この夏休みについてはお母様方のなかには、子供たちが夏休みになると朝から晩まで騒ぎまわったりして、家の中がどうもうるさくて困るとこぼす人があったり、また学校側でも休暇が続くと子供にいくぶん放縦(勝手きまま)のくせがついて困るという苦情が出たりするので、子供に夏休みをどういう風に暮らさせたらよかろうかということは、学校でも父兄でも十分注意せねばならない問題であるが、その根本の注意は常よりもいっそう規律正しくさせて子供の心身にゆるみを与えぬようにすることである。

それには図画とか作文とか手工などのような宿題を課するのも大いによいが、子供たちは休みになると自分勝手に好きな遊びばかりにふけって、これらの宿題などはうちゃっておくのが多いようだ。そして休みが終わりに近づいてからあわててやりだすという風なのが多い。

それは全く家庭の注意が足りないためで、子女の監督をおろそかにしすぎる結果である。いったい現在の本県の家庭は、子女の教育ということをほとんど無視してるようにしか我々には思えない。子供の教育というのはただ学校に任せておきさえすればよい、と思っている父兄が多いのは甚(はなは)だ憂(うれ)うべきことである。学校でいくら先生がいろいろのことを教えても、家庭で子女の行為をかえりみなかった日には何にもならない。

是非、常に学校と家庭と連絡を保ち、両々あいまって薫陶(教育)してゆかねばならないことは明らかである。その意味において、夏季休暇と本県の子供との関係はゆるがせにできないと思う。

父兄が子供の行いに注意して、よいことは誉め、悪いことは叱責してやるということがごく少ないために、自由を束縛されることを何よりもいやがる子供たちは、いつのまにかわがままで不規律で手に負えないようになってゆくのである。ことに夏休みとなれば先生とは長く離れるし、毎日これという仕事もないから、子供にとっては甚だ危険な時といわねばならない(つづく)

(「琉球新報」大正5年〔1916〕7月22日)

どうやら100年前も今も状況はあまり変わっていないようです(笑)

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

| | コメント (4)

2010年12月13日 (月)

テンペスト公認ツアー!

大ヒットの琉球王朝小説『テンペスト』、ついに著者・池上永一さん公認ツアーが登場です!そして・・・なんと池上さん直々のご指名により、ワタクシ上里が本ツアーの総監修を担当することになりました!大変光栄です!

池上永一氏公認!!『テンペスト』体感ツアー

歴史小説「テンペスト」の関連スポットは、どこか幕末期の熱気や沖縄に残る伝説の面影を感じられる場所ばかり。舞台の中心となった首里城をはじめ、絶景の海から歴史スポットまで、物語の世界観を、ガイドの説明と共に、体験できるツアーを現在準備中。華やかな琉球王朝の物語に想いを馳せてみてはいかがだろう。

コースは全部で4つ!

(1)「龍の住む城 首里城」 ガイド付き街歩きプラン:お一人様1000円

(2)「官史・寧温の夢」 ガイド付き観光タクシー日帰りランチ付きプラン:お一人様12000円

(3)「真鶴の恋模様」 ガイド付き観光タクシー日帰りランチ付きプラン:お一人様13800円

(4)「聞得大君(真牛)の碧眼」 ガイド付き観光タクシー日帰りランチ付きプラン:お一人様12000円

※くわしくは【こちら】をご覧ください。

ツアーの開始は来年2月からです。『テンペスト』の世界をじゅうぶん楽しめ、かつ琉球の歴史にもふれることができるような内容にしています。もちろん監修だけでなく、ワタクシ上里も自らご案内する機会もあります。『テンペスト』+『目からウロコ』夢の共演!これまでどこも出せなかった、最強の琉球歴史ツアーがついに誕生です。

さらにうれしいことに、NHK-BSでは仲間由紀恵さん主演で『テンペスト』の連続ドラマも決定しました。来年は「琉球史」が一大ブームの予感・・・!

本とドラマ、そしてツアーで琉球王朝の歴史を体感しましょう。みなさま、ぜひご参加ください!

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

| | コメント (0)

2010年12月11日 (土)

仏にお酒

近世に編さんされた琉球王国の正史『球陽』には、仏教にまつわる面白い話が収録されています。

本国(琉球)の人、仏に酒戒あるを知らず。

琉球の人たちは、仏教では「不飲酒戒」、つまりお酒が禁じられていることを知らず、寺院に参拝する時は常にお酒を仏前に供えて祭礼を行っていたのです。しかもたまに、ではなく「常に」です。琉球ではお酒が仏様へのお供えに必須のものだったわけです。

そこで1728年、琉球王府は初めて仏前に酒を供えることを禁止します。琉球では15世紀初頭ぐらいから仏教(禅宗や真言宗など)が普及してましたから、じつに300年間、琉球の各寺院では日常的にお酒が持ち込まれていたということです。もちろん中世日本でも実質的に飲酒はされていましたが、琉球の場合、ほとんどの人がそもそも仏教の教えに酒が禁じられていること自体を知らなかったようです。

ウチナーンチュは自分たちと同じように仏様もお酒が大好きだと思ったのでしょうか(笑)何だか沖縄らしいエピソードですよね。

参考文献:『球陽』

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

| | コメント (2)

2010年12月 4日 (土)

「王相」の呼び名

第一尚氏王朝の時代、国王を補佐したのが「王相(国相)」です。この役職は華人が就き、王茂(おうも)や懐機(かいき)といった人物が知られています。

この王相という役職名は琉球独自のものではなく、もとは明朝皇族の家政機関「王府」の役職からきたものです。古琉球の華人集団「久米村」は、この王府制度をモデルにした組織を編成していて、その頂点に立つのが「王相」だったようです。そして、やがてこの「王府」という呼称を琉球の現地王権もとりこんで「首里王府」などと自称していきました。

琉球では国王のことを「世の主」とも呼んでいました。この呼称は国内と対ヤマト向けのみに使用され、16世紀中頃まで国王号と併用されていました。琉球は中国明朝の冊封・朝貢体制に組み込まれていましたが、中国との完全同化を志向していたのではなく、国内は国内向け、海外はそれぞれの地域向けに合わせた「顔」を使い分けていました。

こうした中国風の呼び方と琉球風の呼び方の使い分けは、国王だけではありませんでした。たとえば「三司官」は「世あすたべ(世の長老たち)」、「摂政」は「お世おわつかい(お扱い)」といった感じです。それでは華人が就いた「王相」には「国王=世の主」のように琉球風の別名があるのでしょうか。

実はこの「王相」の別の呼び名があるのです。15世紀初頭、日本の室町幕府の管領・細川持之が琉球の「代主(よのぬし)」とともに、琉球の「王将軍」へ返信の書簡を送っています(「足利将軍御内書并奉書留」)。「王将軍」には「琉球国執事」との注記がされています。このことから「王将軍」は「王相」のことだと考えられます。細川氏は琉球側から送られてきた書簡の署名をそのまま使って返信していることから、「王将軍」が「王相」の対ヤマト向けの名称であったといえるのです。「世の主」が対ヤマト向けとともに国内称号であった例から、国内でもこう呼ばれていた可能性が高いといえます。

「摂政」ではなく「王将軍」。聞きなれない言葉ですが、「執事」つまり国王の補佐役を、もしかしたら日本の「天皇―征夷大将軍」との関係になぞらえてこう呼んでいたのかもしれません。

次の謎は、「王将軍」がどのような意味を持っているかです。返書には年代が記されていませんが、細川持之の管領在職期間が1432~1442年なので、この間に出されたと考えられます。この当時の「王相」に該当するのは王茂か懐機です。王茂だったとすると、「王(茂)将軍」ともとらえられるし、懐機の場合には「王将軍」が一つの言葉であったとも考えられます。どちらが正しいのかは不明ですが、いずれにせよ古琉球では「王相」にも琉球風の呼び方があり、国内では「王将軍」と、「世の主」や家臣たちから呼ばれていたようです。

【追記】1427年の「安国山樹華木碑記」で懐機が「国相」とあったので、文書の「王将軍」は王茂ではなさそうです。とすると、「王将軍」という呼称はどういう意味になるのでしょうか…

参考文献:上里隆史「琉球の大交易時代」(『日本の対外関係4 倭寇と「日本国王」』)

人気ブログランキングへ
応援クリック!よろしくお願いします

| | コメント (0)

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »