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2010年10月29日 (金)

新刊発売記念!トーク&サイン会

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新刊『ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史』発売記念のトーク&サイン会をジュンク堂那覇店で開催します!

新刊発売記念&映画「浦添ようどれ」上映企画展、上里隆史トーク&サイン会

日時:2010年10月30日(土)11:00
場所:ジュンク堂那覇店1階

※参加費は無料!

詳しい場所は【こちら

また、当日12:30からは桜坂劇場にて映画「浦添ようどれ」を上映しますが、終了後にワタクシ上里による特別講演もあります。

特別講演 「知られざる古琉球の姿 浦添政権をめぐる謎」

日時:2010年10月30日(土)12:30開始の映画上映終了後
場所:桜坂劇場・上映ホール

※上映後の講演です。映画入場料がかかります。

詳しくは【こちら

トーク&サイン会では新刊のエピソードをおもしろおかしく、ようどれの特別講演は映画でふれられなかった浦添ようどれの謎に迫っていきたいと思います。みなさま、ぜひご参加ください!

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2010年10月23日 (土)

いにしえのグスクツアー!

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大好評の「目からウロコ」歴史探検ツアーシリーズ、いよいよ南部のグスク巡りが登場です!

謎の遺跡・グスクを巡る ―いにしえのグスク編―
グスク時代と呼ばれる時代へ 歴史の謎にせまる日帰りバスツアー!

『目からウロコの琉球・沖縄史』著書・上里隆史が同行解説!わかりやすく面白いガイドです。王国統一以前の古いかたちをとどめる沖縄本島南部のグスク群を散策。あまり知られていない、原始のグスクの深層に迫ります。

古い姿を残す垣花集落と村の憩いの湧水、国指定重要文化財・仲村渠樋川。

圧巻!“沖縄版・万里の長城”糸数グスク!その周辺の集落跡も見学。

神秘!玉城グスク。夏至の日の出に一致する不思議な城門。

牙城!南山王・他魯毎の南山グスクと伝説の嘉手志川。

などなど、他にも「目からウロコ」ポイントが盛りだくさん。さらにうれしい!昼食。最強50種類ランチバイキング付き!

開催日11月13日(土)・12月4日(土) 両日とも先着45名様限定!

料金お一人様6,800円(バス代・食事代・施設入場料・保険料、食事代を含みます)

バスご送迎ポイントと各地出発時間
10:00 沖縄バス本社 定期観光バス乗り場
10:10 真玉橋バス停(与那原向け)
10:20 南部保健所前(与那原向け)

コース
各ポイントにてご乗車

仲村渠樋川、ミントングスク(外から見学)

昼食(ユインチホテル南城)

玉城グスク

糸数グスク

南山グスク・嘉手志川

各ポイントにて下車

お申し込みは【こちら】から!

今回はあまり観光コースには入っていない、マニアックな古グスクを巡ります。グスクとは何か?その発祥に迫るツアーです。他では決してマネできない、専門家だからこそわかるグスクの新事実も解説!一緒に古琉球の歴史ロマンを感じましょう。ご参加お待ちしています!

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2010年10月16日 (土)

シャコ貝の癒しの力

シャコ貝といえば沖縄近海でよく採れる貝で、シャコ貝の刺身は居酒屋などで人気のメニューです。サンゴ礁とともに暮らしてきた沖縄の人々とこの貝とはとても深い関わりがあります。

今から約2300年前の遺跡である木綿原遺跡(読谷村)からは何体かの人骨が見つかっていますが、そのひとつ、壮年男性の頭蓋骨のひたい当たりには陥没した傷が確認されています。これは生前に受けた傷で、鈍器のようなもので殴られてできたものだと考えられています。骨には治癒した跡が見られないことから、この傷を受けてまもなく亡くなったようです。

興味深いのは、副葬品としてシャコ貝やクモガイが供えられていたのですが、シャコ貝はこの頭部の傷をおおうように密着して置かれていた点です。どうやらシャコ貝に傷を癒す何らかの特殊な力があると考え、置かれたようなのです。ただし傷を負った男性は結局亡くなってますから、効果のほどはあまりなかったようですが・・・死後、その再生を願って置かれたものなのでしょうか。

貝塚時代には副葬品として人骨の周りにシャコ貝などが置かれている例があります。こうした貝には「死霊の捕獲・封印の道具」としての呪術的役割もあったようです。貝を副葬品として墓に入れるのは16世紀前半の士族の墓でもみられます。シャコ貝を埋葬の道具として使う風習は、身分の上下にかかわらず広く行われていたようです。

現在の沖縄でもシャコ貝やスイジ貝などは魔よけの力があると考え、家の周りに置かれたりしています。つまり、貝は太古より続く沖縄伝統の魔よけであったというわけですね。

参考文献:松下孝幸「シャコガイよ、傷を癒せ」(『南島考古』22号)、『沖縄県史 各論編2考古』

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2010年10月 9日 (土)

新刊!『ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史』

みなさま、お待たせしました!大人気の琉球歴史コラム本『目からウロコの琉球・沖縄史』の続編がついに登場です!
その名も・・・

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『ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史』

です!

【帯の文章より】
琉球の歴史は、知れば知るほど面白い! 

首里城から王様のウンコ発見!?
ひどいめにあわされた薩摩役人がいた!?

琉球史の不思議、スクープがぞくぞく。最新の研究成果をもとにしたおもしろ歴史コラムが満載。琉球レキジョ(歴女)とレキオ(歴男)に大人気シリーズ、待望の最新刊。

タイトルの「ぞくぞく」とは、「続編」という意味。おもしろい歴史の話が「ぞくぞく」出てくるぞ、という意味。そして、おもしろすぎて「ぞくぞく」するぞ、といういろんな意味がこめられています。

今回は書き下ろしコラムとして「王様のウンコ発見!?」や「薩摩役人もつらいよ」、「喜瀬さん夫妻の大ゲンカ」を追加。さらに「秘史!島津侵攻の裏話」と「大正時代・沖縄の珍座談会」も収録しました。

予約は【こちら】から

沖縄県内での発売は来週から!さらにパワーアップした「目からウロコ」本、ぜひ読んでみてください!

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2010年10月 2日 (土)

最近の若者はダメなのか

最近の若い者は・・・

中高年の方が若者に対して向ける言葉です。20年前ぐらいは「新人類」、最近では「ゆとり世代」などと呼ばれ、「ダメな若者」として上の世代から批判されています。

約100年前の沖縄の新聞「琉球新報」には「読者倶楽部」なる読者投書欄がありましたが、そこには当時の若者を憂う投書が掲載されています。

名前:平好生投:1914(大正3)/7/1(水)
今の学生は親のスネをかじっていながら、片方ではイヤにませている。女の品評を口にするか試験の点数を苦にするか、まずこの二つを出ない。これに反して昔の学生はどうであったか。しかし自分は昔の人ではないから詳しくは知らぬ。とかく押しもせぬ押されもせない、男一匹で大道狭しと歩いたのは事実だ。今の学生のように骨を抜いたような人間が多いには駄目だ。学生諸君、かっぱつな人間になってもらいたい。

最近の学生は全然なってないそうです。というか今の若者とそれほど変わらないのでは(笑)

この投書で槍玉にあげられている当時の10~20代の若者は、現在生きていれば110歳近くの老人です。つまり皆さんのおじいさん、ひいおじいさんの世代は、上の世代の人たちから「骨を抜いたような人間」と批判されていたわけですね。「最近の若い者は・・・」と文句を言うお年寄りの方にこれを見せたら、きっとうつむいて何も言えなくなってしまうかもしれません(苦笑)

では、この投書が本当だとすると、人間は昔になればなるほど聖人君子、完璧で理想的な存在で、現代人はフヌケでモラルのないダメ人間なのでしょうか。いえ、決してそうではないと思います。数千年前から「最近の若い者は・・・」と愚痴られていたことからわかるように、歴史は常に繰り返してきたといえます。

実際、昔の記録を見ていると、現代の日本人がいかに理知的でマナーがよく、教育が行き届き社会が暮らしやすくなったかを感じることしばしばです(もちろん全ての面においてそうだとはいえませんが)。

まあ若者は上の世代よりみんなスバラシイ!と言いたいわけではありませんが、それよりもむしろ、僕は歴史のなかで人々が過去の時代を理想化し、若者や社会を批判するという現象こそ、分析すべき興味深い問題ではないかと思うのです。

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