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2010年1月16日 (土)

島津侵攻秘話(6)

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2009年がすぎましたが、まだ「2009年度」内ということで(笑)、島津軍の琉球侵攻にまつわるお話を続けたいと思います。

細川藤孝が送った歌
1609年、島津軍の琉球侵攻に際し、細川幽斎(藤孝)は島津義久に次のような歌を送ったといいます。

いはふとも義久敷のあらなみに 島津たひしてゆけや琉球

「義久」と「好し久しき」、「島津たひ(旅)」と「島伝い」をそれぞれかけています。

細川幽斎は豊臣政権時、石田三成とともに秀吉と島津氏の間をとりもった取次役をしていました。秀吉の対琉球政策にもかかわっていた人物です。こうした縁から幽斎は義久に歌を送ったと考えられます。

また義久は琉球侵攻について次のような句も詠んでいます(『旧記雑録』)。

むかふ風あらぬは梅のにほひかな

「向かい風(が吹いた)。(そのせいで)思いもよらず梅のにおいがこちらに漂ってきた(思いもよらずめでたい)」 ほどの意味と考えられます(沖縄短歌界のホープ、屋良健一郎氏のご教示による)。船団の出帆にかけているのでしょうか。

こうした文学作品から島津侵攻事件をひもといていくと、新たな事実が明らかになるかもしれませんね。

参考文献:『真境名安興全集』3巻

【画像】島津の船団が出航した鹿児島山川港。

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