古琉球の元号
【古琉球で使用されていた元号】
明朝の朝貢国だった琉球では、一貫して中国元号を使用していました。元号を受け入れることは、空間的に中国の国際体制に参加するだけでなく、時間的にもその傘下に入ることを意味していたのです。ちなみに琉球の「○○王統」や「○○王~年」という表現は、古琉球当時には一切ありません。
洪武 こうぶ (1368~1398)
建文 けんぶん (1399~1402)※
永楽 えいらく(1403~1424)
洪煕 こうき(1425)
宣徳 せんとく(1426~1435)
正統 せいとう(1436~1449)
景泰 けいたい(1450~1456)
天順 てんじゅん(1457~1464)
成化 せいか(1465~1487)
弘治 こうじ(1488~1505)
正徳 せいとく(1506~1521)
嘉靖 かせい(1522~1566)
隆慶 りゅうけい(1567~1572)
万暦 ばんれき(1573~1619)
※建文帝は永楽帝のクーデターにより皇位を奪われたので、その存在を抹消されていた。琉球側の記録では建文年号の使用は見られないが、当時の状況から言えば建文帝存命当時には使用されていた可能性が高い。
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