琉球歴史イラスト(1)
みなさんお元気でしょうか。休み中にもランキングをクリックしてくださり感謝です。
コラムのほうはもう少しお休みしたいのですが、皆さんが応援してくださるので、ここで沖縄の歴史イラストをシリーズとして掲載していこうと思います。
古琉球のフォーマルウェアセット(1)
「明朝常服」
(クリックで画像が拡大します)
【解説】
古琉球時代の正装は中国・明朝の冠服だった。中国皇帝は国内で使用される官僚の冠服を琉球国王に与え、琉球では王族・按司や側近らが正装として着用した。琉球では中国冠服を着ることが一種のステータスとなっていたようである(こちら参照)。
服の真ん中にある絵は補子(ほし)と呼ばれたゼッケンで、身分ごとに違う動物の模様を用いた。琉球国王は紅色の服に麒麟(きりん)が描かれた補子と決まっていた。これは明朝の諸侯と同ランクである。
琉球へは図のような明朝冠服が大量にもたらされたはずだが、それらは現在ひとつも残っていない。
↓ランキング投票よろしくお願いします(緑のボタンをクリック)
| 固定リンク
コメント
はじめまして、私は中国人で、胡新です、22歳、琉球の歴史が大好きです、今、日本語を勉強しています
これを見てください
琉球王龍袍
http://photo.163.com/photos/ryukyu-liuqiu/13294115/#p3
投稿: 瀛洲 | 2007年9月 4日 (火) 16:52
>瀛洲さん
訪問歓迎します。你的日文很好。
画像を拝見しましたが、琉球国王の龍袍とても豪華ですばらしいですね。南京の研究所で復元されたものでしょうか。
よかったらまたこのブログを読みに来てくださいね。
投稿: とらひこ | 2007年9月 4日 (火) 22:01
中国留学生高軍です、故郷は無錫です。
琉球王龍袍は南京の雲錦で作られたんです。
雲錦は非常に高い、「寸錦寸金」1寸の雲錦は1寸の金と同じ価値ですよ。
昔、中国皇帝龍袍1件を作るのは3年間かかります。金と銀の糸を使います。勝てに龍袍を持ってる人は、反乱として、多分親族の9族を全部殺されます。
投稿: 高 軍 | 2007年10月 2日 (火) 03:27
>高軍さん
はじめまして。僕は無錫にまだ行ったことありませんが、美しい街のようですね。
琉球王龍袍の情報、ありがとうございます。豪華な衣装のようですね、一度この目で見てみたいです。
龍袍はたしか16世紀に琉球人が中国で勝手に作って問題になった事件がありました。この時は殺されずに特別に許されたようですが。
投稿: とらひこ | 2007年10月 5日 (金) 06:59
とらひこさん、初めまして。
無錫は清の乾隆皇帝が好きな所です。歴史がある街です。
無錫を知っている年寄りも多いです。「無錫旅情」という歌のせいで、無錫へ旅行に行った人も多いようです。観光都市だからかもしれません。
古代の呉国の所です。方言には日本語とほぼ同じ発音の言葉もあります。例えば、「材料」、「もたもた」。日本語には、呉音がありますよね。
琉球王龍袍事件の情報も、有難う御座います。
南京の雲錦は、刺繍などより、一番豪華な物と思います。
それを作れる職人は珍しいと思いますよ。
投稿: 高 | 2007年10月 6日 (土) 11:27
>高さん
無錫は乾隆帝のお気に入りの街なんですね。南京の龍袍、たぶん沖縄の人はあまり知らないと思います。沖縄で展示すれば話題になるかもしれません。
投稿: とらひこ | 2007年10月 8日 (月) 07:06
展示の事は可能であるかもしれません。
これは日本側の努力次第ですよ。日中友好も同じです。
民間の文化交流には、そんなに壁がないと思います。
何か、今の日本人は、そんなに沖縄に関心を持ってないらしい、この言葉は失礼かな.....
昔、沖縄戦に対しても、現代人は無関心かな....
日本社会は冷たいわ....
たくさんの中国人は、沖縄を失った事に対して、自分の恥と思ってますよ。できれば、僕も沖縄へ見学に行きたいです。
尖閣諸島の領土問題には、中国政府はもう譲らないと思います。
投稿: 高軍 | 2007年10月 8日 (月) 12:35
>高軍さん
北京に収蔵されている琉球の朝貢品(琉球漆器など)が、今度沖縄の博物館で展示される計画があります。南京の龍袍もたぶん可能ではないでしょうか。
日本人は沖縄が日本国にとって重要な場所であるにも関わらず、それほど関心を持っていないかもしれませんね。その一方で沖縄は他の日本の地方よりは優遇されている面もあると思います。問題はあるのですが、現在の沖縄県民の9割以上が日本であることに満足している事実もあるのです。
是非一度、沖縄に見学に来てくださいね。実際に訪れてわかることも結構あるかもしれません。
投稿: とらひこ | 2007年10月10日 (水) 07:24