単行本、さらに詳細!
「目からウロコ」単行本、書き下ろしコラムや単行本にしかない特典をさらに紹介。
◆中国化する琉球
琉球の文化って、ヤマト(日本本土)とちがってどことなく中国っぽい感じがしませんか?中国の宮殿に似た首里城、中国福建の墓とそっくりの亀甲墓、中国風水思想にもとづいた「石敢当」、清明祭などなど…中国的文化を持つ琉球は江戸時代に薩摩に征服されて以降、ヤマト文化に傾倒していったと考えられています。しかし、事実は全く逆!琉球は薩摩に征服された江戸時代になって「中国化政策」を意図的に進めていくのです。完全な独立国家だった古琉球時代、首里城で行われていた儀式はなんとヤマトの陰陽道の儀式!古琉球の海を走っていた一般の船は、なんと和船タイプの船!首里城の宮殿はヤマト風の板ぶき屋根にヤマト瓦!江戸時代の琉球はなぜ「中国化」を進めていったのか?これまでの琉球史イメージは崩壊!新しい琉球史像がここに開かれます。
◆琉球は薩摩の奴隷だったのか
江戸時代の琉球といえば、薩摩に支配されて植民地となり、貿易の利益を徹底的にしぼりとられ、「奴隷」のような状態におかれた時代と考えられています。実はこの説も全くのウソ!琉球に薩摩の「植民地総督」は存在しなかった!薩摩藩の現地スタッフはなんと琉球王国全体でたったの十数名(滞在先は那覇にほぼ限定)、しかも国王との接触、琉球の政治への口出し一切禁止!利益をしぼりとったとされる琉球の中国貿易も、実は薩摩藩はやめたがっていた!?薩摩に抵抗する琉球王府!これまで教わっていた琉球の歴史って、いったい何だったの!?もう何を信じていいかわからない!驚きの新事実、これは必見です!
◆豊富なイラスト!わかりやすい図解入り! 単行本はイラストを大幅に追加!しかもイラストはすべてワタクシ「とらひこ」作成。文章・イラストともに著者。沖縄の歴史本ではおそらく初、前代未聞の1人2役で単行本をあなたにお届け!これまで往々にしてあった、著者とイラストレーターとのイラストのイメージの食いちがいを見事に解決!これは革命的です。さらに図解を多用、文章を読まなくても当時の琉球社会が一目りょう然!「見る」だけでも十分楽しめる内容になっています!【画像はイラスト作成中の様子。】
自分たちの住む地域の歴史を知らないウチナーンチュも、沖縄のことをもっと知りたい観光客や移住者の皆さんも、この一冊で全てまるわかり。老いも若きも「目からウロコの琉球・沖縄史」。最新歴史がかんたんコラムで読める。こんな本がほしかった!単行本、もうすぐです。乞うご期待!
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コメント
いつも楽しみに読んでおりますが、
単行本とは!
た、たのしみすぎます・・・
投稿: マサテル | 2006年12月 7日 (木) 23:36
>マサテルさん
いつもありがとうございます。
単行本は、これまでの沖縄の歴史本にはないポップなものになると思います。
よかったら周りのみなさまに宣伝していただければありがたいです。
投稿: とらひこ | 2006年12月 9日 (土) 11:08
はじめまして。読むたび目からウロコが落ちまりで楽しいです!このブログを紹介してくれた友人に感謝しております。
単行本のイラスト、期待してます♪
投稿: トキノ | 2006年12月11日 (月) 01:43
こんなに絵がお上手だとは知りませんでした……
投稿: 御座候 | 2006年12月11日 (月) 20:10
>トキノさん
はじめまして、当ブログを読んでくださって、こちらこそ感謝です。イラストは素人に毛が生えたようなもので手作り感覚満点ですが、それはそれでいいのかなと思っています。どうぞお楽しみに。
>御座候さん
当初は僕がイラストを描く予定ではなかったのですが、描いていくうちにだんだんこなれてきました(笑)好評だったらイラストだけで第二弾いくかも?しれません。
投稿: とらひこ | 2006年12月12日 (火) 00:27